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2010'12.28.Tue

落書きデー

こんばんは皆様。部屋の掃除と思いつつ、落書きにうつつを抜かしてしまったダメ管理人です。良い子は真似しないで、大掃除しましょう。

 ということで、本日は実に数ヶ月ぶりな落書きデー。久しぶりで難しかったのですが、とても楽しかったですv

殺生丸様1

殺りん1

殺りん2


で、これは駄犬ネタ。
殺生丸様2
 ↑を描きながら考えた妄想。

「……そういえば、何処か出かけるの?」
 と、彼女が呟いたのはとある日の午後のお茶の時である。
 南北、縦に長い西牙国は冬となれば王都へ雪が降る。りんの故郷ほどではないが、気密性の高い建物でも、またボイラー完備という近代化された場所でもない王城にとって、冬は辛い。それでも、りんのような王族に近しい存在となれば、まだましか。
 何しろ、敷物やらカーテンは毛で出来た物であるし、暖炉には薪以外にも石炭というものが、惜しみもなく山積みなのだから。
「ああ……姫様はご存じないのですね」
 と、彼女の問いに答えたのは司教の弥勒。何故か本日同席している。
「こう寒くなってきますと、犬夜叉様は南部の方にお出かけなさるんです。ちなみに、今年の同行者は奥殿様です」
 それはいわゆるバカンスという物だろうか。りんは庶民なので、そういった娯楽に乏しい。無論、別荘とか別宅とか、離宮なんてものは持っていないし、長期休みに泊まりがけとなれば、母の実家しか思いつかない。
 しかし、冬の最中に南国とは、羨ましい話だろう。
「とはいえ、この行幸は南部の治安維持と民衆への歩み寄りという奴です。定期的に行えば、不自然じゃありませんし、犬夜叉殿下はまだ幼いから、格好の隠れ蓑なんです」
 つまり、子共のお楽しみとかこつけて、地方に体よく睨みを聞かせる年中行事という訳らしい。
「じゃあ、殺生丸様も行ってたりしてたんだ」
 とは、りんのどうでも良い独り言だったが、思わぬ返答があった。というか、余計な一人がいるせいで、機嫌が下降中の殿下が答えだのだ。それも酷く短い否定でもってして、彼は紅茶を一口。いらぬ相手を睨むのを忘れない。
「そんな下らないことで時間を浪費してどうする」
「まあ……確かに、殺生丸様じゃそうでしょうけど」
「ええ、全く。殿下にとっては、目の前の人参など無用の長物でしょうな」
 毎日執務三昧の彼には、どうやらバカンスなど存在しないらしい。
 それもそう。弥勒の指摘通り何事に置いても標準値の高い彼にすれば、人並みの休養が無くとも平気なのだろう。というよりも、人並み以上だからこそ、今のハードワークなのかもしれないが。
「摂政様もそれを見越して、殿下にバカンスなんて提案しませんし、外交で必要ではない限り、殿下は王城勤務ですから」
「大体、これぐらいの寒さに堪えられずして世継ぎなど、やってられるか」
 どうりで、犬姿でも暑さ寒さに耐性があった訳である。これも必要な資質なのだろうか。だとすれば、王という生き物は超人しかなりえない。
 自分もそんな条件を突き付けられたらどうしようと思いつつ、そんな馬鹿なとりんは一蹴する。それから、ぽつりと呟いた。
「南の国って、ぬくいんだろうな」
 温かいとか、温暖とかを選ばずあえてぬくいと表する彼女を見たその恋人は、はたと閃いた。というよりも、むしろ遅すぎだ。
 何故気が付かなかったのか。
(バカンス! ……そうだバカンスだ)
 こんな美味しいものを失念していたとは!
 銀の髪の王子の恋人は、基本素直ではない。故に、平素の彼女からこぼれるものといえば、もっぱら罵詈雑言。そちらの方が圧倒的に多いのだ。しかも他人がいれば猫を被り、彼女の素直な甘えを引き出すのは容易ではない。けれども、けれどもだ。
 二人っきりの時、彼女が彼の腕の中にいる時は特例中の特例で、この世で一番愛らしい姿を見せてくれる。とても貴重で大切な時間なのだが、やはり数量的に少ない。とりあえず、殺生丸のとってはもう少し欲しいチャンスなのだ。
「りん…」
「イ・ヤ」
 ――が、喜び勇むのつかの間、まだ名前しか云わぬ内から激しい拒絶が迸る。りんは極上の微笑みを浮かべつつ既に、目が笑っていない。むしろ疑惑と殺意が濃厚だ。
「いつもお忙しい殿下に外出なんて我が儘……そんなご無理させられませんわ」
「ちなみに、そのお心は?」
 とは弥勒の言。
「200%罠と分かってて、誰が行くかこのヤロー」


 ではでは、お休みなさいませ。
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