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2011'02.03.Thu

こんばんは

 こんばんは、皆様。管理人です。

 最近、作業に夢中で睡眠不足がちで……流石に今日はそろそろ寝ようかと思っております。調子にのりすぎました。(苦笑)

 で、今夜は昨夜ぴくしぶに上げたものというか、線画だけなんですが。途中で力尽きて……下書きからデジタルとか疲れます。ペン入れというか清書がすごく慣れなくて難しいです。
 そんな、やっとこさな絵がこちら。
でじたるえ

 で、ぴくしぶ用にと手直ししたお話のほうも加筆とかして、長くなったので、二つに分けて載せたんですが、元々が裏もので……まあ、前編は問題ないので、一応こちらにも載せておきます。
 でも恥ずかしいので、一応記事を畳んでおきます。
 続きは、とりあえず少し睡眠を取り戻してから作業したいと思います。

 ではでは、おやすみなさいませ。


「殺生丸様……温泉って何処? この辺にあるの?」
 少女の質問に相手は暫し彼女を見、合点いったよう。真っ白な息が、娘の口から吐き出されていた。
「………寒いのか、りん」
「そんなに寒い訳じゃないよ……だけど、ほらもう雪まで降る季節だから……」
 娘に促され、見上げれば、白い花。六の花が降ってきていた。やがて、前方に黒塗りの館が見えてくる。彼は妖竜の歩みを早めた。



 事の始まりは、何であったか。
 多分、取るに足らないことだろう。朝餉の時のたわいもない会話だったか、夕餉の時の世間話だったか、男の記憶でははっきりしていない。ただ、娘が云うには二人で出かけるということに、いつの間にか決まっていたらしい。頷いた覚えも、返事をした覚えもない男だったが、こんなこと珍しくもない。
 少女は夢で云われたらしい事柄まで、現(うつつ)の彼に責任を求めてくるような性格で、より良く云えば無邪気であり、最悪思いこみの達人だった。
 無論出かける二人とは、一人の事ではない。また緑の従僕も含まない。男と娘二人っきりを指す。
 互い、気心の知れた仲であったし、云いだしたら聞かない少女のこと。経験上、無下にするのは得策でないと既に彼も知っている。
 ならば一晩ぐらいと、温泉に出かけることになったのだ。


「わぁ………」
 感嘆の息を付いてキョロキョロと見回すのは、齢十六、七の若い娘。
 黒い髪に細い手足。肌のきめ細やかさが印象深い。紅色の小袖に暗緑の帯をして、ぐるりと部屋を見回した。
 名をりんという。
 何処からどう見ても、ごく当たり前の人間の娘であった。別段器量好しということもなく、だからといって見るに耐えないという容姿でもないのだが、仕草にどこか愛嬌がある。
 微笑ましいと云うべきか、それとも稚い、いや幼いと評すべきなのだろうか。娘を良く知る緑色の生き物に云わせれば、珍妙の二文字に尽きる。もっと云えば好きこのんで云々と云いたい時もあるらしいのだが、賢明な彼は大概心に留めておくことにしている。まあ命あっての物種、それが次善策だろう。
 云うまでもないが、最初から考えない事こそが彼の最善である。
 さて、対する連れは銀糸に金眼。けったいな模様が額と頬を彩るが、彫り物ではあらず。呪いの類でも無い。生まれついてのもので、いかな姿であってもこの男にはそれが現れる。
 それにしても、まばゆい色彩の男だった。娘よりは年かさで、この世の物でない色からすると妖に違いない。ならば、生きた時間も違うであろう。
 若人の姿形をしているが、その身に流るるは幾百という年月。刻む皺こそなかったが、妙に落ち着いた所など、些か外見と不釣り合いだった。
「凄いねえ……つやつやのぴかぴかだよ」
「そうか」
 娘の言い様に、男はどうでもいい返事を返す
「ねえ、本当にここにお泊まりしても良いの?」
「その為に来たはずだ」
「でも、りん信じられない…こんな、お屋敷を持ってるなんて。殺生丸様って、若様なんだねぇ…」
 畳を撫でながら、りんは感慨深げに云う。殺生などと付く、やたらと物騒な名称は男の名前。父親が付けたものだと、娘は聞いていた。ちなみに弟には夜叉が付き、兄弟そろって実に妖怪らしい名を持つ。
 りんの方は農村出。親兄弟とは死別しており、幼いうちから貧しさが当たり前だった。だからか、別荘に入ってからやたらときょろきょろする。感奮(かんふん)が絶えなく、終始首を動かしてばかりいる。よっぽど、物珍しく思っているに違いない。
 しかし男の方は違う。りんが云ったとおり、この建物の持ち主であろう彼は、今更何も思うことなど無いらしい。
「別に、珍しくもない」
 無表情の顔と同じく、彼の声にも特別な響きは無い。
 その後ろ、縁側では柔らかに雪が降り続いていた。


「……殺生丸様、温泉って…ここにあるの?」
「ああ」
 娘がのぞき込んだのは、屋敷の奥。離れのような場所。先ほどより、半刻ほど経った後だろう。一晩とはいえ旅支度をして来た都合で、二人には荷物があった。いや、正しく云えば、娘に荷物があったのだ。
 荷物といっても大したものではないが、さほど大きくない行李が五つある程度。どれも、りんの為に用意された物であった。しかし、たった一晩に何がそれほど必要なのだろうか。
 性別の違う殺生丸にはまるっきり分からないが、きっと女という生き物には必須なのだろう。それらはりんの世話をする者達が用意したもので、表情がないまま怪訝そうな主に対し、同じく物知り顔で家従が有無を云わせず押しつけた品。
 さほど重くもないそれを、殺生丸は黙ったまま受け取り今に至る。
「お外にあるの? 湯浴みする場所なのに?」
 不思議そうに小首をかしげ、りんは再度湯浴みの建物を見る。こんな季節だ、てっきり屋内にあるものとばかりに思ったのだろう。云われれば、殺生丸もりんに湯殿が外にあるのだと、一言も告げていなかった。
 彼女が不審がるのも当然。昔、旅をしていた頃はそうでもなかったが、今ではりんもすっかり湯殿は屋内というのが当たり前になっていた。
「景色を見て楽しむ、そういう趣向で作ったと聞いた」
「殺生丸様、入ったりするの?」
「無い」
「あ…そう……」
 娘の側で、妖は空を見上げる。先ほどから降り始めた雪は、量こそ少ないが、まだ降り続けるらしかった。


 さて、この旅の猶予は一晩。荷物は部屋におさめ、残された時は全て温泉ばかりと、りんが妙に気合いを込めて湯殿に向かった後である。
 思った以上に瀟洒な作りらしい支度場で、その隅の方で、彼女は非常に―――狼狽えていた。
「…あの……殺生丸様……?
「何だ」
 相手の答は相変わらず、簡潔だ。
 しかもいつの間に側にいたのだろう。部屋を出て行く時は、りんしかいなかったはず。彼女の記憶において、彼はまだ室内にいた。派手な容姿の相手だ、見間違えることは無い。それには自信がある。
 しかし、何故か今此処に、彼はいた。
「その…」
「どうした」
「えっと…そのですね…」
「はっきり云え」
「えっと……」
 りんは、語尾を伸ばしつつ、困ったような顔をしていた。何しろ大問題に直面している最中。
 風呂に入るのは良い。悪いことではない。問題は、そこではない。
 「早く脱がないのか?」とは、殺生丸の台詞。そう、難題はごく身近。りんはくりくりとした瞳でしばたき、口をもごもごさせる。それから落ち着きのない仕草で、男に本題を訴えた。
「だ、だって……何で、一緒にいるんですか!」
「お前と共に入るからだ」
 男は至極簡潔な答えをする。まさに、方便も建前もなく言い訳どころか、誤魔化しすらない。理由は明瞭。誤解のしようもない、すっきりとした返答だった。
 しかし、困るのは娘の方。尤もな話だ。
「そ、そんなの初耳だから。り、りん……困るっ!!」
「今更、何を困る」
「だって…」
 語尾を曖昧にし、娘は頬を染める。耳まで真っ赤にしてしまう。
 そういう面持ちをすると、りんはやはりまだ初々しい少女であった。身に覚えのない言いかがりで癇癪を起こしたり、一方的に詰ったり、忙しい気性なのだ。終いには天駆ける果ての居城の女主人を巻き込み、暫し殺生丸を嘆息させることもあるが、何故か厭う気持ちにはならない。
 否、何故と問うものではない。
 りんの起こす珍事や厄介ごとにも慣れたというか、いつも最期に見せるこの容相が心地よいのだ。実に馬鹿らしいと自覚はあるのだが、反発する気も抗う気も、今はない。それらの気力は全て、りんを手に入れた時に放棄してしまった。
 永世となろう覚悟も、殺生丸はその時決めた。
 故に、娘と妖は契りをかわした仲。
 語り遅れたが、二人は共寝するようになって、まだ日が浅いのだ。
「だって……」と言いつのろうとする彼女に、妖は容赦ない。するりと手が伸びてくると、そのまま帯に手をかけた。
「手伝ってやろう」
「え…ちょ…だめ…やだ、殺生丸様っ」
「脱がねば、湯につかれまい。それとも、このまま入って後から脱ぐのか?」
 素早く懐に腕が忍んでくる。襟元をくつろがせるように広げ、内側の柔らかい肌を撫でる。むにゅっと、弾力のある乳房に男の手が触れた。
「…そ、そんな……っっ!!」
「撫でただけだ」
 などと、よく云えたもの。
 その手でもって愛らしい膨らみを、彼はたっぷりとつかみ取る。軽くこねるようにしては、先端を摘んだ。
「あぁ…だ、め。……やぁ…ん」
 途端、娘の口が綻びて、甘い声となる。うっすらとだが、色艶も良くなってきていた。


 ということで、これ以上は此処に置けないので、っていうか、まだ出来上がっていませんので。出来たら、ぴくしぶと、多分裏にUPするかと思います。

 ではでは。
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